恵美寿様のご紹介

恵美寿神は、七福神の中で唯一、日本出身の神です。七福神とは、日本古来の福神であるエビス神に外来の神仏が加わって成立したものなのです。
エビスはイザナギ・イザナミの神が生んだ
蛭子(兵庫県西宮神社)や、大国主命の子である
事代主命(出雲の三保神社)が元だと言われていますが、より古くは海の果てから渡来する海神(
夷、
戎)ではないかと思われます。釣竿を持ち鯛を抱える狩衣姿は漁師姿で、現在も漁師にとっては航海の守り神なのです。
いずれにせよエビス神は人々に福と安全を授ける守護神であり、現代では商売繁盛や旅行無事の神として、その福徳円満なエビス顔をもって私たちに「目出鯛」をもたらしてくださいます。